受験のシーズンですね。

もう全く「受験」という言葉とは縁のなくなった生活をしておりますが、
この「受験シーズン」と言われる時期、なんとなく受験生の気持ちになり、ソワソワとしてしまうコレーさんです。

新聞にセンター試験の問題及び回答が載る日には、わかりもしないのに問題を読んでみたりして、
「う~ん」と呻いたりするのです。

そんなセンター試験の中で、勉強していなくても唯一(笑)解けるかな?と思える問題が「現代文」なので、
毎年、現代文の問題は時間があると解いてみたりするのですが、
今からもう10年以上前のセンター試験の現代文で、
コレーさんの好きな作家の大好きな短編が問題文になっていたことがありました。

江國香織さんの「デューク」という短編なのですが、
当時、試験中にも関わらずその短編を読んですすり泣きをする受験生が多発したと、話題にもなりました。
新聞で問題文を見て「デュークが問題文になってる!!!」ととても驚いた当時のコレーさん、
この年に自分が受験生だったらちょっとラッキーだったのになんて思いました。
デュークとは犬の名前なのですが、
ペットを飼っている(飼ったことのある)人には是非おすすめしたいお話です。
江國さんのお話の中でもずっと心に残る大好きな短編です。(「つめたいよるに」という本に収録されています。)
・・・なんて、大昔に思いを馳せつつ、、、
お散歩していたある日、
コレーさん、あるもの気づいて、目が釘付けになりました。

よく通るいぬくんのお散歩コースのうちの一つなのですが、

わかりますか???
この真ん中ちょっと右寄りに写っている茶色いもの。
そう、
それは、

「セミの抜け殻」!!!
今は冬!なのに!!
羽化したのは絶対に夏なので、もう4、5ヶ月はここで踏ん張ってるんでしょうね。
すごい!!
コレーさんがこれに気づいたのは去年の11月頃だったでしょうか。
それからずっと気になっていて、ものすごい強風が吹いた翌日なんかは、わざわざ散歩にこのコースを通って確認したりしていたんですが、
大風だろうが大雨だろうが大雪だろうが、
ちゃんと「いる」のです。

下から覗くとがっしりと足で葉っぱを掴まえているのがわかります。
この葉っぱは何だろう?どんぐりの葉っぱかな?
常緑樹だったからこそ、葉が落ちずに、掴まっていられたんだね。
さて、この抜け殻クン、冒頭の話と関係ないようですが、
コレーさん、この抜け殻クンを見る度に思うのです。
ほら、
このシーズンになると、流行るでしょ。
「キット勝ット」とか、「うカ~ル」とか、ゲン担ぎの言葉。

「この ぬけがらくん は」

「ぜったい おちないよ!」
なんか、縁起がいいでしょ♪

「がんばれ じゅけんせい!!」